がん

今日は、2種類のがんについて講義を受けた。
一つは「胃がん」。これはずっとテュトーリアルでグループ学習をしていて、今日はその内容を先生から正しく詳しく講義してもらうという感じ。
その中で手術のVTRを見た。胃の幽門部(胃の出口側)亜全摘手術で、術式はビルロートⅠ法(残胃と十二指腸をくっつける方法)。お腹開いて、「他の臓器に異常がないか確かめます」というナレーションで、術者がお腹の中に手を突っ込んで結構ぐちゃぐちゃやってたのが衝撃的だった。切り取り終わって、臓器を戻す時もどばーって感じで、お腹を閉じる前に生理食塩水で洗う時もドバッと腹腔内に注いでて「うわ〜、沁みる〜!」って一人で悶えながら見ていた。手術って、やっぱそんなもんかぁ、と思った。
二つ目は「咽頭がん」。咽頭がんは全てのがんの中では患者数が少ない方だけど、航空やその周辺のがんでは最も多いがんで、喫煙とすっごく関わりが深い。咽頭がんの96%くらいが喫煙者なんだって。男女比は男:女=10:1で、これは男女の喫煙者数の差から来ている。咽頭がんは、声帯に発生する声門ガン、声門の上にできる声門上ガン、声門の下にできる声門下ガンに大きく分けられていて、声門ガンが約70%、約20%が声門上ガン、残りの約10%が声門下ガンで、一般的に、初期は放射線、進行例では喉頭の全摘出。喉頭を全摘出すると声帯を失うので、(器具を用いたりリハビリで機能回復はできるけど)声が出なくなったり、咽頭を休ませるために永久気管孔といって、首の付根部分に呼吸のための丸い孔を開けることになる。つまり、食道と気道が別々になるし、口から息を吐くことができなくなる⇒楽器が吹けなくなる!こりゃぁ大問題だ。弦楽器は影響ないけど、SAX吹けなくなるのは絶対嫌だ!絶対にタバコは吸わないでおこう、と固く決心した。
心当たりのある方、楽器と長くお付き合いするためにもタバコはやめましょうね・・・。